2024年1月24日水曜日

「議案第404号 さいたま都市計画公園の変更について (さいたま市決定) 」への意見署 

さいたま都市計画公園の変更について、特に震災対策の側面から強く反対する意見書を提出しました。

久しぶりに南区の人口を確認して公園面積を試算しましたが、人口増加が著しいため、11年前より公園面積を8ヘクタール増やさなければいけないことになっていました。

https://www.city.saitama.lg.jp/006/008/002/012/004/013/p083271_d/fil/giansyo404.pdf


以下が意見書です。

(2024年1月24日提出)

 「以下、さいたま都市計画の変更について反対する理由を述べます。

最後に記述するように、市民の生命にかかわる怠慢ですので、可及的速やかな対応を求めます。


私はさいたま市南区に整備されている公園がさいたま市都市公園条例が定める面積から乖離したままで、さいたま市が有効な対策を取らないでいることに強い憤りを感じています。


まず、南区に必要な公園面積を確認します。

さいたま市のHPによると、さいたま市南区の人口は193,538人です。

これに一人当たりの公園面積(5平方メートル)をかけると、967690平方メートルになります。


私が清水市長に2013年4月1日に「市長への提案」を提出した経緯については

http://parkforkids1.blogspot.com/2013/06/blog-post.html

ここに記述しています。

当時(11年前)は条例のルールでは88ヘクタールだった公園面積が、今は96ヘクタールに増えていますね。


この当時は南区に公園が30.58ヘクタールしか整備されていないことに警鐘を鳴らしました、

それから11年経過しましたが、南区の圧倒的な公園整備の遅れを改善するために、さいたま市が具体的な対応をとってきたとは考えられません。


以上のことから、私としては南区の公園整備に真摯に向き合わないさいたま都市計画の変更について、全く賛同できません。


最後に強く確認しておきたいのは、震災への備えとしての公園の機能です。

1923年の関東大震災では沼影エリアは壊滅的な被害を受けた記録もあります。

公園には延焼防止や避難場所としての機能がありますので、このままではさいたま市の整備の遅れが原因で失われる生命が出る可能性が非常に高くなることを強く自覚して対応してください。