2013年12月30日月曜日

毎日新聞 平成25年12月29日朝刊の記事について

さいたま市の広域避難場所不足について、2013年12月29日(日)の毎日新聞朝刊の一面と埼玉版で「広域避難場所に格差 さいたま市1ヶ所 指針運用で違い」と取り上げられました。

毎日新聞2013年12月29日 一面 中央左側

新聞の一面で国交省の担当者が「~都市の実情に応じて避難場所は配置される」と言っているように、さいたま市は震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が最も高いエリアにあり、避難場所がよりたくさん設置されるべき場所にあります
ですから、広域避難場所設置数がわずか一カ所だという現状は、住民の安全を考えた場合に、言語道断の怠慢と言わざるを得ません。



すでに、広域避難場所を設置すべき立場にある危機管理部防災課へは2013年4月に話を聞きに行きましたが、担当者は「(都市公園課に)公園を作ってもらうしかない」とコメントしていました
都市公園課の職員は「広域避難場所の主導は防災課がとるべきだ」とコメントしていますので、お互いが責任を擦り付け合っているだけで、この恥ずべき行政結果について、何ら責任を感じていない様子でした。


そんな現状について、下の埼玉版では、「こうした状況について、ある政令市の担当者は『120万人を超える都市で一カ所というのは、防災担当としては不安を覚える数字』と驚きを隠さない。別の市の担当者も『土地の利用状況にもよるが、それにしても……』と言葉を失った」との記述があります。

南区の藤原さん(僕ですね)がコメントするように、「万が一の場合、どうするのか。パニックになることが目に見えている。指定基準を緩和し柔軟に運用をするなど不安が無いように今から手を打」つのが、政令市として責任のある対応だと思います。

10ヘクタールの避難場所を他の政令市並みに数十か所も整備するのはもはや無理ですから、例えば「2ヘクタール×5」で一つの広域避難場所とカウントして行く等すれば、公園不足地域への対策にもなるものと思います。



毎日新聞2013年12月29日 埼玉版


ところで、この広域避難場所不足については、2,013年4月に「市長への提言」の制度を利用して、すでに改善を要求しております

それに対する市長からの回答が、以下の青文字です。

Ⅱ)bについてですが、広域避難場所の指定につきましては、ご提案にありますように、市内において十分な面積を持つ公園等が少ないことから、大官公園のみの指定に留まっているのが現状であり、現在、候補地の検討を進めているところです。
避難場所の指定にあたりましては、広域避難場所のみならず、指定避難所、一時避難場所、二次避難所、一時滞在施設等も含め、今後とも整備を進めてまいります。


半年以上経過しているにもかかわらず、何もしていないのは看過できない怠慢です。


最後に、この記事が載るまでの経緯について書いておきます。
かねてから毎日新聞浦和支局には足を運び、このブログの内容について何度か説明申し上げ、市民の生命・安全に関わることなので、記事にしていただきたいと要望してきました。これに対して、毎日新聞は、平成25年12月29日の朝刊の一面と埼玉版を使ってこの問題を取り上げ、市に対して対応を迫る記事で応えて下さいました。
一市民として、毎日新聞社の取り組みに深く感謝致しております。

2013年11月28日木曜日

2013年12月3日のさいたま市議会傍聴について

2013年12月3日(火) 11:30〜12:20に、さいたま市南区から選出され、南区の公園不足問題について積極的に動いて下さっている浜口健司さいたま市会議員が、さいたま市役所本庁舎3階のさいたま市議会一般質問をします。

市議の質問に対して、市が回答する様子をご覧になったことのない方は、この機会に、ぜひ市議会の傍聴をされることをおすすめします(浜口市議の一般質問傍聴の方は、11時25分までにいらしてください)。



浜口市議は、2013年6月の定例会でも、南区の公園不足問題について追及されています。
沼影の県営住宅跡地の公園化を提案し、市にその検討を要求しました。
以下はその質疑応答の概略ですが、さいたま市も前向きに対応するという回答をしています。

Q.1 浜口市議「(前略)執行部にどの程度公園が不足をしている御認識があるのかをお伺いいたします。

A.1 市の都市局長「(前略)また、市民1人当たりの公園面積につきましても、市の平均5.1平方メートルと比べ、南区、中央区、浦和区、北区、見沼区の5つの区は平均を下回っております。
 そうした中、本年度は不足している区において新たに4公園、合わせて約1ヘクタールの公園整備を予定しており、今後も引き続き公園空白地域の解消に努めてまいりたいと考えております。」


Q.2 浜口市議「(沼影地区の県の職員住宅跡地について)私は、すぐには公園にはできなくとも、少なくとも広場として市が借り上げるなどの処置が必要だと考えますが、御所見を伺いたく思います。」

A.2 市の都市局長「(前略)現在、全市的にバランスのとれた公園整備計画、公園空白地域の解消に向けた検討に取り組んでいると申し上げましたけれども、地元の要望もあるということでございますので、借地の可能性などについて県との協議を行ってまいりたいと考えております。」

以下は、6月定例会の浜口市議の発言です。
左側のリストのP.374とP.376が南区の公園関係の質問です。

2013年9月1日日曜日

朝日新聞埼玉版 (さいたま市に)広域避難所1ヶ所

2013年9月1日(日)の防災の日に、朝日新聞埼玉版「広域避難場所1ヶ所 さいたま市、整備に遅れ」という記事が出ました。


記事では、唯一の広域避難場所の大宮公園を紹介した後に、「~。ところが、大宮公園まで人口最多のさいたま市南区からおおむね10㌔以上離れている。同区は発生確率が最も高い「東京湾北部地震」で最大震度6強の揺れが想定される。災害時の徒歩移動は1時間に4㌔程度とされ、実際にたどりつけるのか課題も残す。」とさいたま市で最大人口を擁する南区の置かれた状況を憂慮してます。
仮に全市民がたどりつけるとしても、120万人以上の人口がいるさいたま市の避難民の全てが大宮公園に集まったとしたら、どうなるのでしょうか。

①「主な大都市の指定箇所数」
他の政令市との比較ですが、このブログをお読みの方はすでにご存じだと思います。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

なお、記事本文には、120ヵ所を広域避難場所として確保している横浜市の危機管理室のコメントが載っています。
1970年代から指定を始め、公園、墓地、大学、ゴルフ場など民有地を含め確保している。市内どこからも1時間以内で到達できる」というもので、市民の生命にかかわる問題ですから、当然のようにきちんと対策をしていますね

一方、さいたま市は、危機管理部防災課南区の区役所も、http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_13.html←ここに書いたように、そもそも住民の人数と収容所の定員の把握すらしていません。
このことは、小見出しの「県営大宮公園 収容人数も定めず」でも批判されていますね。
同じ政令市でも、災害対策に大きな開きがあるようです。

②「広域避難場所」の解説
一時避難場所が危険になった時、集団で避難してくる人々を受け入れる。
国の基準では10㌶以上が必要とされている。
と書かれています。

http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_13.html
また、上のブログで書いたように、一時避難場所に避難できる期限は(備蓄食料の関係で)たったの3日のみで、それから先は、広域避難場所以上の場所に設置される仮設住宅等へ移動しなければなりません(しかし、さいたま市には大宮公園しか…)。

③「東京は基準を緩和」
東京23区では、「一部に5㌶以上と基準を緩和したものも含める」(都防災都市づくり課)にしても、197ヵ所を確保しています。
さいたま市においても、「南区には10㌶の避難場所を2箇所設置したいが、現状では無理だ。だから、5㌶のものを4カ所設置する」などの弾力的な運用をすればいいと思います。

④県内の越谷市は10か所を指定済み
http://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi/shobobousai/saigai_sonae/koshigayashibousaimappu.files/chizumenn.pdf
越谷市は約33万人で10か所。
さいたま市は約120万人で1ヶ所。

⑤さいたま市の防災課のコメント
市防災課の担当者は『旧市時代から大規模な炎症に対する切迫感がそれほどなかった。国の基準を弾力的に運用し、早急に指定箇所を増やしたい』と話す。」ということです。
早急に指定箇所を増やしたい」というコメントがどのように実行されるかをチェックする必要があるはずです。
 
最後に記事は「市によると、最初に逃げ込む小規模の一時避難場所は84ヵ所指定しているという。」で締めくくっています。
「一時避難場所が84ヵ所もあれば安心だ」とお感じですか?
すでに書いたように、一時避難場所には三日しかいられませんし、大阪の「大阪市民のかたへ」http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000012054.html の避難場所の解説ページによると、大阪には約1350か所の一時避難場所が整備されています。


避難場所の確保は、震災直後から住民の生命にかかわる問題です。
関東大震災から90年、東日本大震災のから2年が経過しています。
今までの実績を見ると、市民はさいたま市に厳しい目で接するべきだと思います。
その時になって「遅すぎた」と嘆くことのないように。

2013年6月24日月曜日

風が吹き始めました

今年の3月から、沼影市民プールの駐車場が、「のびのび広場」として開放されました。
今までは夏の時期に無料駐車場として開放されるだけで、それ以外の時期は閉鎖されていたので、都市公園課に有効活用をお願いしていましたが、何とバスケットリングが設置され、地域の子どもも大人も嬉しい広場になりました。

日曜日の午後です。
小学生から大人まで、一つのリングを譲り合って使っています。
スリーポイントシュートも狙えます!


また、6月18日のさいたま市議会の一般質問で、南区選出の浜口健司議員が南区の公園問題を取り上げてくださいました。
浜口市議がさいたま市浦和区・中央区・南区の一人当たり公園面積が、東京23区の半分以下しかないことを示すフリップを提示すると、議場内にどよめきが起こりました。
その後、沼影県職員住宅跡地(埼玉県の所有)をさいたま市が購入して公園にするように市に要求しましたが、市の回等はあいまいでした。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1188870130536/files/2506tuukoku.pdf
↑こちらの11ページに質問内容が掲載されています。


さらに、地元選出の県会議員さんからの情報では、内谷地区に公園が新設される見込みがあるそうです。


南区の一人当たり公園面積が国が推奨する5㎡を越えるには、毎年1ヘクタールずつ増やしていけたとしても、50年ほどかかります。
市の歳出の一定割合を公園・避難場所として自動的に計上する仕組みでも作らなければ、根本的な対策にはなりません(東日本大震災におけるマンション避難者の割合だけで計算しても、さいたま市南区には5万人以上の避難民が出る予定ですが、現状では仮設住宅用の敷地はゼロです!)。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_13.html

しかし、小さい改善でも、市民生活の向上に大きな効果が出ることもありますので、さいたま市南区の公園対策に向けて風が吹き始めたことを、大いに歓迎します。

2013年6月1日土曜日

「市長への提案」への市長からの回答へのコメント

平成25年4月1日に藤原が出した「市長への提案」に対し、同年5月28日付で回答がありました。
藤原の提案は、辻小学校の学区内に子どもたちが年齢に応じて遊べる公園がほとんどないことと、人口密集地域にも関わらず広域避難場所がないことへの改善を求める内容でした。
しかし、これらに対し、市長の回答からは、具体的な対策が見えてこないので、こちらのブログで詳細を確認します。

また、これらをベースにして、誠実な回答・対応を求めるべく、再度、市長への提案を出します。
公園も避難場所も、この地区の子どもたちの成長や生命に関わる問題ですので、粘り強く交渉を継続していきます。


以下、4月1日の提案内容は黒字、それに対する5月28日の市長の回答は青の太字、それに対する藤原のコメントは紫の太字のフォントにします。

Ⅰ(a~f)で、条約で保障された「子どもの遊ぶ権利」の侵害について
Ⅱ(a~c)で、都市公園法施行令1条2条について
Ⅲで健康増進法25条違反について
Ⅳで職員の対応の検証について

それぞれ、4月1日の提案市の回答藤原のコメントの順で並べていきます。


Ⅰ 子どもの遊ぶ権利について


a,市長はプロフィールで趣味に「子供と公園で遊ぶこと」とお書きになっていますが、さいたま市の子どもたちの中に、条約で保障された権利を無視され、車道やマンションの廊下で遊んでいる子どもたちがいること(仕方なく外遊びを放棄している子もいます)をいかがお考えでしょうか、また、公道やマンションで事故が起きた場合の(ルールに基づく公園整備を怠ってきた)市の責任についていかがお考えでしょうか、お聞かせください。
Ⅰ)aについてですが、本市では900か所以上の都市公園を有しておりますが、市民一人あたりの公園面積は政令市の中でも少ないことは認識しておりますので、今後も身近な公園整備を進めてまいります。
「900か所以上の都市公園」があることは、辻小学区内に子どもたちが年齢に応じて遊ぶ公園が存在しないことと関係ありません(公園整備計画が誤りだったことの証明にしかならないと思います)。
ただ、「身近な公園整備を進めてまいります」とおっしゃっていますから、辻小学区内ではどんな整備をするのか、確認しておきます。
市の責任については、市長在任中に事故が起きているから答えにくいのでしょうか、無視されています。

Ⅰb,さいたま市都市公園課の公園計画は子供の遊ぶ権利を考慮せずに作成されたものです。ですから、さいたま市内の小中学校の学区内の公園設置状況を確認して、遊ぶ権利が侵害されている学区の公園整備を優先させたものに変更してください。市内の公園や学区のデータとPTAの協力があれば、現状の把握はそれほど難しくないのではないでしょうか。
Ⅰ)bについてですが、現在、学区を基にした計画は持ち合わせておりませんが、ご提案の内容は今後の参考にさせていただきます。
「今後の参考にさせていただきます」という言葉が空約束にならないよう、まずは、PTAと都市公園課の協力を仰いで、さいたま市内にある小中学校の学区の公園整備状況を認識することを藤原がお手伝いすることを申し出ます。
今まで子どもの権利条約を考慮に入れてこなかったさいたま市の都市公園課が、自発的に抜本的な計画変更をしてくれると考えるのは苦しいと思います。

Ⅰc,辻小学区内では、水と憩いの広場、鉢木公園、中道公園の設備を改善することで、小学高学年~中学生にも公園で遊べるようにしてあげられます。蕨の北五公園は0.19haですが、深く掘ったボール遊び場にバスケットリンクを設置して大人でも遊べるように工夫しています。とりあえず、上の3つの公園はボールのネットを張って、より多くの子どもたちが遊べるようにしてあげてください。安全の確保については、「施設」「時間」などの工夫で対応できます。
http://www.posa.or.jp/catchball/purpose06.html  ← キャッチボールのできる公園作りのホームページ参照
Ⅰ)cについてですが、ボール遊びには、未就学児から社会人まで形態が幅広くあることや、他の公園利用者への危険が伴うほか、隣接住民の皆様の同意も必要になるため、慎重に検討をする必要があると考えております。
お隣の蕨市にできることが、さいたま市だとできないというなら、さいたま市都市公園課に何らかの問題があるのではないでしょうか。
安全確保についての「キャッチボールのできる公園づくり」のHPの提案は、無視していますね。

Ⅰd,都市公園法施行令のルールを守って公園を設置することが最大の対策です。辻小学校の学区では現在も企業の撤退などの空き地に一軒家やマンションが立ち続けていますので、さいたま市も公園用地取得に全力を注いでいただけませんか。
辻小学校学区内の公園用地の候補としては、笹目川(30年前は川幅が現在の倍以上あって魚釣りができましたが、今は川幅が狭まった分は雑草が覆う空き地になっています)が良いと思います。ここを暗渠化すれば、年齢に応じた遊びのできる広場がいくつも作れるはずです。
なお、さいたま市になってたったの10年で南区区役所を100億円以上かけて移転した経緯もありますので、「財政面が厳しくて」という言い訳(都市公園課での話し合いのときに職員から言われました)はなさらないようにお願い致します。
また、鉢木公園(辻小学区内で最大面積)の芝生の養生に1年以上かかっていますが、これはどのような理由によるものでしょうか、教えてください。
Ⅰ)dについてですが、本市では身近な公園整備を進めており、公園空白地の解消に向けた検討を引き続き進めてまいります。また、辻鉢木公園では芝生を育成するために、開設した平成24年3月から7月まで養生しており、今年も3月から7月まで養生を行つております。
「公園空白地の解消に向けた検討」を実際に進めていらっしゃるなら、辻小学区についても具体的に回答をしてくれるはずですが。
笹目川の暗渠化について無視していますね(河川は県の所轄になりますので、市内選出の県会議員に問い合わせて、協力をお願いしてあります)。
鉢木公園の広場の部分が1年のうちに5カ月も養生で使えなくするなら、代替の公園を子どもたちに示すべきです(それができないなら、学区内最大の公園に、長期の養生が必要な芝を選択したこと事態が大きな誤りだったと思います)。
財源という意味では、埼玉高速鉄道を延伸する計画に数100億円を費やす予定もあるようです。
下は産経新聞の地下鉄7号線延伸に関する記事です。

Ⅰe,辻小学校・沼影小学校・南浦和小学校など、学区内に近隣公園が存在しない小学校では、お隣の戸田市や蕨市のように自転車での校庭利用を許可すべきです。戸田市立芦原小学校(辻小の子どもの中には放課後に利用している子もいます)には子供も使える自転車置き場を設置していますので、参考にしてください。また、校庭の開放時間は一般の公園を利用できる子どもと差が出ないように配慮してあげてください。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2012/11/blog-post_30.html  ← 戸田市と蕨市の工夫について
Ⅰ)eについてですが、指導1課にお越しいただいた際にご説明したとおりです。
職員の対応に問題があって子どもたちが困っていると思うから、市長への提案という制度を利用して、法に基づいたお願いをしているのに、職員の説明で満足しろということなら、「市長への提案」という制度の存在意義を失わせることになりますが、市長はいかがお考えなのでしょうか。

とりあえず指導1課とのやりとりを確認してみます(ブログでアップ済み)。
平成25年4月25日に教育委員会から、帰宅時に不審者に遭遇するほうが、公道でボール遊びをしたりマンションの廊下で走り回ったりするより危険だと説明されました。
しかし、公道でボール遊びをしたりマンションの廊下で走り回ったりするのが現実的に極めて危険なのだから(清水市長の在任中にも武蔵浦和駅周辺で重大な事故が起きています)、不審者はガードマンを雇って対策を取り、公園ができるまでは校庭解放時間を公園並みにして下さいというところで終わったはずです。
ということは、市は、
解放時間延長と、ガードマン雇用を実現してくれるということなのでしょうか?
もし市長も「帰宅時に不審者に遭遇するほうが、公道でボール遊びをしたりマンションの廊下で走り回ったりするより危険だ」とお考えなら、文書にそのように明言するように要求します。

Ⅰf,1970年前後に公園の無い地域の子どもの遊び場対策として、「遊び場道路解放」が行われました。東京都大田区は子どもの遊び場を確保すべく緊急措置をとりつつ、公園用地の確保にも尽力した結果、現在では一人当たり4㎡以上の公園用地を確保していますので、ぜひ参考にしてください。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t62-15-3.pdf   ← 57頁に、道路開放遊び場「子供天国」の記述があります。
Ⅰ)fについてですが、ご提案頂いた東京都の例は参考とさせていただき、「多目的広場事業」などと連携を図りながら公園整備に向けて検討を進めてまいります。
本来なら、公園の整備面からの対策も済んでいてもおかしくない時期ですが。
今は大田区の数10年遅れの対応を取り始める時期ですので、「東京都の例は参考とさせていただき」が空手形でないか、再度の提案で確認します。
次の事故が起きないように。


Ⅱ 都市公園法施行令について


Ⅱa,さいたま市が政令市になって10年間における公園整備に関する公園整備費(税金)及び公園面積に関わる年度別、各区別の支出が分かる公園整備について開示をお願い致します。たとえば、平成23年4月1日~平成24年3月31日の予算執行状況を見ると、公園費の予算現額は合計で約72億円を計上していますから、さいたま市になってからの10年間で、公園費用として少なくない額の税金が使われているはずです。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1048585799008/files/H24-06.pdf  ← 22ページ~土木費~都市計画費に公園費の予算現額が書かれています。
次に、Ⅱ)aについてですが、各区別の公園整備に係る費用につきましては集計しておりませんが、年度別の都市公園等整備事業費や公園面積は提示できますので、情報公開制度による情報開示手続きをお願いいたします。
いずれ分かることですから、今回の回答で提示したほうが良かったのではないかと、市長のためにも残念に思います。

Ⅱb,災害時に住民の生命を守る広域避難場所の整備状況は、近隣政令市の横浜市で121か所、千葉市で38か所、川崎市で20か所、相模原市で32か所となっているのに対して、さいたま市は大宮公園のみです。さいたま市以外の19の政令指定都市の平均は約37.8か所ですから、さいたま市の防災対策の遅れは目に余るものがあります。
そもそもこのような絶望的な状況になった原因はどこにあるとお考えでしょうか。また、大地震はいつ来てもおかしくないと言われており、その場合には住民の生命に関わる事ですから、一時避難場所と広域避難場所の整備をしてください(広域避難場所の規模の土地が確保できないなら、一時避難場所をより多く確保するなど次善の策だとしても、ないよりはましです)。
http://www.ur-net.go.jp/bousai-kouen/disaster_02.html  ← 防災公園について
http://parkforkids1.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html  ← 政令市の広域避難場所の一覧
http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/?center=139.7232628,35.87806262&zoom=12&flt=0,0,0,0&transparent=0.2&ls=0&lang=jp&layer=P-Y2012-MAP-AVR-TTL_MTTL-T30_I55_PD  ← さいたま市の大地震の確率について
Ⅱ)bについてですが、広域避難場所の指定につきましては、ご提案にありますように、市内において十分な面積を持つ公園等が少ないことから、大官公園のみの指定に留まっているのが現状であり、現在、候補地の検討を進めているところです。
避難場所の指定にあたりましては、広域避難場所のみならず、指定避難所、一時避難場所、二次避難所、一時滞在施設等も含め、今後とも整備を進めてまいります。
そもそもこのような絶望的な状況(さいたま市の広域避難場所が他の政令市平均の37分の1しかない)になった原因はどこにあるとお考えでしょうか」という質問への答えになっていません。
ただ、「広域避難場所のみならず、指定避難所、一時避難場所、二次避難所、一時滞在施設等も含め、今後とも整備を進めてまいります」ということですから、南区の整備予定箇所は明確にしていただきます。

c,さいたま市南区には4.11haと市内で突出して多い”緑道”があります(さいたま市の南区以外の緑道の合計は8.87haです)。緑道には国交省HPによれば「①幅員10~20mを標準として、②公園、学校、ショッピングセンタ-、駅前広場等を相互に結ぶよう配置する」という要件があります。しかし、武蔵浦和駅周辺の”緑道”は10mを越える個所が全くありません。「場所によっては30mだったり8mだったりするが、全体的に見たら、”幅員10~20mを標準とする”の範囲内だろう」というなら分かりますが、1か所も10mを越えないのですから、全体を緑道とみるのは筋が通らないと思います。また、②については、武蔵浦和駅と別所沼公園を結ぶ場所以外は、何の施設同士を相互に結んでいるのか明確でない通路ばかりです。総合して考えれば、南区内で”緑道”とされている通路は、ただの歩道に過ぎないと考えるのが合理的だと思います。
4.11haのうち、本来の緑道の要件を満たさない”緑道”は、ルールどおりに公園面積から除外し、子どもたちも遊べる公園で埋め合わせてください。
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/p_toshi/syurui/index.html  ← 国土交通省 公園とみどり 都市公園の種別の最後に緑道の内容があります。
Ⅱ)cについてですが、緑道の幅員、配置はあくまで標準としての定義であると認識しており、地域の実情に応じた整備を進めていくことが必要であると考えております。
国の定めるルールをこれほど簡単に無視するのでは、市長はコンプライアンス順守などと口にしないほうが良いのではないでしょうか。
堂々と、「さいたま市はルールを守りません」と宣言して、現状と発言を擦り合わせてください。
とりあえずの対策としては、さいたま市の公園状況のデータを、法律通りの緑道面積(ルール違反の緑道面積)として表示し、ルール通りの南区の一人当たり公園面積も出すべきだと思います。



Ⅲ 健康増進法25条について


Ⅲ、健康増進法25条
別所沼公園の子ども遊び場のそばのベンチにある灰皿すら撤去されていません。
平成15年5月1日にこの法律が施行されて以降、対策をした様子がありませんので、対策をお願い致します。
次に、Ⅲ)についてですが、現在、別所沼公園は、市内の他公園と同様に原則禁煙とはなっておりませんので、たばこのポイ捨て等を防止するため、特に釣り人等が池の中にたばこを捨て、池が汚れないようにするために池の周辺に灰皿が設置してあります。
灰皿の撤去につきましては、以前にも要望がありましたことから、29箇所設置から12箇所の灰皿を撤去し、状況を見ることにいたしました。
今後は、公園周囲状況や利用実態、公園の形態等を考慮し、受動喫煙防上について皆様のご協力を求めるとともに、地元自治会に確認しながら撤去に向けて検討をしてまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
福井県のHPに「厚生労働省では、全省庁および全都道府県に対し、今後の受動喫煙防止対策の基本的な方向性として、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきである、との通知を発出しています。」とあります。
「原則として全面禁煙」が法治国家の日本のルールです。
市長は、地元自治会が反対したら、公園の中心部分でも喫煙可能のままにしておきたいとでもお考えなのでしょうか。
南区の公園水増しを実証したブログの写真⑧にも、公共施設の中心部分に灰皿が設置されている写真があります。



Ⅳ 市が取った対応の確認


Ⅳは、子どもの権利が侵害されている状況の改善を関係部署に要求してから1年ほど経過した後に、各部署がどのような対策を取ったのかを市長に確認したものです。

Ⅳa,2011年7月19日には、教育委員会の指導一課に状況を説明した上で、子供の遊ぶ権利にもとづいて小学校側の対応の改善(校庭開放時間の延長と自転車利用の許可)を求めました。
次に、Ⅳ)aについてですが、指導1課にお越しいただいた際にご説明したとおりです。
市長がお答えにならないと意味のない質問なのですが…。
条約で保障された権利の侵害に対し、教育委員会は1年間、何もしなかったそうですから、市長のコンプライアンス順守の方針を無視した職員に対して、市長がどう対応されるか確認します。

Ⅳb,2012年4月25日には子ども未来局子育て企画課に、法令を元に現状改善をお願いしました。
Ⅳ)bについてですが、「さいたま市子ども・青少年希望(ゆめ)プラン」を策定し、総合的に取り組みを進めております。
今回の提言は辻小学校の学区内についてのものでしたから、辻小学区内でどのように「総合的に取り組みを進めて」いるのかを、再度の提言で確認します。

Ⅳc,2012年4月20日に、コンプライアンス推進課職員の同席のもとで、都市公園課のBさんに子どもの権利条約で保障された遊ぶ権利の実現をお願いしました。
最後に、Ⅳ)cについてですが、身近な公園整備を推進する中で、昨年度は都市公園が14箇所増加しました。今後も引き続き事業を推進してまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
今回の提言は辻小学校の学区内についてのものでしたから、Ⅰaと同様、「昨年度は都市公園が14箇所増加しました」とおっしゃられても意味がありません。



最後に


いただきましたご提案は、市政推進の参考にさせていただきます。今後とも、市政発展のため、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
平成25年5月28日
さいたま市がルールに則った市政を推進し、市民のために市政を発展させて下さるなら、微力をささげる所存です。
平成25年6月1日

2013年5月31日金曜日

「市長への提案」に対し、回答がありました

平成25年5月28日付で、「市長への提案」への市長からの回答がありました。


これは、平成25年4月1日に、辻小学校の児童に 外遊びの場を提供してあげてください。また、速やかに避難場所を整備してください。」という題で出した市長への提案」に対する回答です。
↓市長への提案の内容

http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_1.html


市長もしっかり時間をかけて検討されたはずですが、(検討時間延長のメール→ http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/423.html )
Ⅰa~極端な遊び場不足がもたらす子どもの事故についての市の責任についての市長の考えを~ や、
Ⅳa~遊び場(辻小学区内には、高学年の子どもが年齢に応じた遊びができる場所は存在しません)としての校庭の開放時間延長のお願いについて~ 
のように、市長の声が聞きたい質問にさえ、市長自身の言葉が見えないのは非常に残念です(市の職員が最低限の公園整備をしないことに起因する問題を改善するために、市長への提案という制度を利用したのですから、これに市長自身が答えてこないのは制度の根幹を揺るがす失態だと思います)。
辻小学区を中心とするさいたま市南区の公園不足にたいして、子どもたちや市民の生命を守るべく、積極的に現実的な対応をとる様子も見えません。
これまでの怠慢は、これからの誠実な対応で埋め合わせていくしか無いと思います(次の事故が起きたらどう言い訳するつもりなのでしょうか)。

「さいたま市内で人口が最大の南区に東京23区の一人当たり公園面積の半分以下しか公園を整備しないこと」、「さいたま市には他の政令市の平均の37分の1しか広域避難場所を整備していないこと」など、市民生活に重大な影響を与える問題に抜本的な手を打たないでおいて、「選ばれる都市を目指して」 http://www.shimizu-hayato.jp/ とご自身のHPのトップに打ち出すのは、不誠実だと思いますが、皆さまはいかがお考えでしょうか。



後日、この回答を検討した詳細はブログに書きますので、さいたま市南区にお住いの皆様にも、藤原の提出した提案と、それに対する回答をよくご覧になっていただけたらと思います。







2013年4月30日火曜日

4月23日の市からの回答(教育委員会と水道局へ)


4月1日にさいたま市に出した市への提案に対して、回答が遅れるというメールが来た後に、小3の娘から「お姉ちゃんだけが公共の広場から追い出された話」を聞き、強い憤りを感じました。
そこで、メールを受け取った週に市長公室広聴課から教育委員会、水道局管財課に行って具体的な改善を求めてきました。


水道局管財課

水道局管財課での確認事項は、水と憩いの広場については、僕が提案した
①危険を避けるためにゴムボールまでの利用にする
②利用時間を区切ることで、小学高学年の一律利用禁止という強い制限を緩和するという2点を水道局が実施できるかどうか、です。
水道局管財課の職員はグラウンドゴルフ場の人工芝の修繕で水道費が値上がりすると心配だとおっしゃっていたので、ここは政策の1番に「子どもと親の幸せ倍増」を掲げる市長の実行力が試されるところでしょう。

教育委員会

教育委員会でも、水道局管財課でも、「~すると危険だ」「管理者責任が~」という発言が出てきました。
しかし、当然ながら、子どもたちが歩道のない公道やマンションの廊下等で遊ぶほうがずっと危険です。
都市公園課も含めて、各部署が当事者意識をひどく欠いています(市長も現状を放置)。
仮に事故が起きた場合に、当事者の親御さんが今の対応(不作為にとどまらず、公共の広場から小学生を追い出した)をどう感じるか、考えたほうがいいと思います。

たしかに、ルール通りの公園さえ整備されていれば、校庭開放とかグラウンドゴルフ場の有効活用などが俎上にのぼることなど無かっただろうと思うと、教育委員会水道局管財課の方たちが気の毒にも思えます。
しかし、今、子どもたちが置かれている状況は酷すぎますので、現実的には、両者とも何かしらの対策をしていただかないとならないのではないでしょうか。

市長

「選ばれる都市を目指して」とHPのトップに書いている言葉が本当なら、清水市長には強いリーダーシップを発揮して、子どもたちに手を差し伸べていただけるはずです。
さいたま市の最大人口を擁する南区の主要駅(武蔵浦和駅・南浦和駅)に挟まれた地区に、”小学生・中学生が遊べる公園がない”のでは、「選ばれる」はずがありませんから。




以下、市長公室広聴課とのメールです。


4月23日に市長公室広聴課から届いたメール(回答の期限が延びる)。

4月25日に藤原が市長公室広聴課に出したメール(回答の前にも対策をして子どもを救ってください)。

4月26日に藤原が市長公室広聴課に出したメール(水道局管財課との話し合い後の提案)。



藤原 俊裕 様

 このたびは、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。ご提案
いただきました事柄について、現在、回答の準備を進めておりますが、提案内容
が複数の課にまたがっていること、また、正確な回答を行う必要があることなど
から、回答に時間を要しております。ご要望の1カ月以内の回答には間に合いませ
ん。今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。引き続き、迅速に回
答するよう努めてまいりますので、ご理解いただきますようあわせてお願いいた
します。


*******************************************
さいたま市
市長公室 広聴課 ○○
〒330-9588
さいたま市浦和区常盤6丁目4番4号
TEL:048-829-
FAX:048-825-
アドレス :
*******************************************

4月25日 (2日前)
To さいたま市 市長公室広聴課
清水市長

公聴課 〇〇様

ご連絡ありがとうございます。

私が市長に求めているのは、書面上の回答でなく、速やかな対応・対策です。

さいたま市の公園整備の遅れが原因で辻小学区の子どもたちが置かれている状況は危機的ですので、できることから迅速に対策をしていき、実現できたことから報告してください(このやりとりを含めて、全てブログにも公開します)。
都市公園課・教育委員会・子ども未来局・水道局(水と憩いの広場の管理者)には2年前から現状の改善を要求しているので、さらに時間がかかるというのもおかしなことだと思います。

残念な話ですが、最近も水と憩いの広場で、幼稚園に通う妹を連れて遊んでいる小学校高学年の女子児童が、係員から出て行くように言われました。
さいたま市が公園整備を怠ってきた→子どもたちは仕方なく狭い「水と憩いの広場」で遊んだ→周りに迷惑だから(?)と小学高学年(抗議前には低学年も含んだ)が広場の利用を禁止され、車道やマンションの廊下で遊んでいる…この流れを見ると、さいたま市が落ち度の無い子どもたちを虐待しているようにも見えるのですが、市長はいかがお感じでしょうか。
事故が起きる前に全ての子どもたちに水と憩いの広場の利用を許可すべきだと思いませんか?
公務員には国が締結した条約を誠実に遵守する必要がある(憲法98条2項と同99条)のですから、さいたま市も日本が批准した子どもの権利条約31条を誠実に遵守して、それに反する決定(公園不足地域における小学高学年の公共広場の利用禁止)はただちに撤回してください。
小学校の校庭(現状では辻小学区にはここしか高学年が遊べる広場はありません)の利用時間も、公園並みに延長すべきです。

上の両提案を却下するなら、小学生は放課後や休日にどこで遊べば良いのか、学年ごとに具体的に教えてください。

また、提案提出後に、地域の子どもたちと”緑道”の検証をした結果をブログに載せましたので、参考になさってください。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_16.html ←「緑道水増し疑惑を検証する」

以上です。
今までの市政の怠慢のつけをすべて子どもに押し付けないで、できることから着々と手を打っていってください。

2013年4月25日 藤原俊裕




4月26日 (1日前)
To さいたま市 市長公室広聴課
市長公室広聴課 ○○様

さいたま市南区在住の藤原俊裕です。
昨日は丁寧な対応をしていただき、誠にありがとうございました。

本日、水道局南部営業所の新井様と、水と憩いの広場の開放の件についてお話をさせていただきました。
新井様は中央区に御在住とのことで、公園の少なさには共感をしていただきました。
ただ、我が家のマンションの近所には、水と憩いの広場以外に、女の子が鬼ごっこをする程度の広場さえないことの認識まではありませんでしたので、説明申し上げた甲斐もあったと思います。

グラウンドゴルフ場の利用制限の解除については、①管理地域内の安全、②人工芝の改修費用の2点がネックになるようです。
①については、例えば利用時間に「午前中は大人や幼児優先・放課後の16時までは3年生まで優先・16時~17時に4年以上原則優先」、かつ、硬めのボールは一切利用を禁止するというような条件を付けることで、「小学高学年は、公園不足地域で公共の広場を一律利用禁止する」という納得いかない制限を解除できると思います(公園不足なのが悪いので、水道局には心苦しく思います)。
もちろん、ルールを守れなければ利用を禁止されることは当然だと思います。
②は人工芝の改修について、子どもの遊ぶ権利を守るべく、公園対策や、放課後遊び場対策として何らかの名目をつけて都市公園課や子ども未来局など別口から費用を捻出する必要がありそうです。

また、ここを利用できなくなった子どもたちが、公道やマンションの廊下で遊んだ結果、事故等に遭った場合の責任については、水道局としては負いかねるとおっしゃっていました。
そもそも都市公園課の怠慢が無ければ、小学校や水道局には何も関係無かったのに…ということになるでしょうが、当事者の親がどう判断するかはわかりません。

昨日も申したように、さいたま市が、小学区の学区内で年齢に応じて推奨される遊び場を設置していないのは、看過できない事態だと思います。

以上です。
御面倒をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

2013年4月26日
藤原俊裕

2013年4月28日日曜日

お姉ちゃんだけが公共の広場から追い出された話

この前の春休みのことです。

水と憩いの広場の人工芝部分(敷地の半分くらい。残り半分はジャブジャブ池。その時は他の利用者無し)で女の子だけで4,5人で鬼ごっこをして遊んだ後にベンチで水を飲んでいました。
女の子の中に、小学校高学年のお姉ちゃんと就学前の妹さんという組み合わせの姉妹がいましたが、そのお姉ちゃんに広場の係員が声をかけてきて学年を確認して、「3年生までしか使えないから」と、お姉ちゃんだけ利用をやめるように指示してきたそうです。
小学1年と3年の僕の娘たちも一緒に遊んでいたので、1年生の娘が3年の姉に向かって、「お姉ちゃんは来年から使えないね」と言ったそうです。


市が公園の適正な整備をしない

子どもが水と憩いの広場に集中する

「危険だから」(水道局の言い分。広場の利用を禁止して公道やマンションの廊下で遊ばせるほ
うがよほど危険です)と小学校高学年児童に対して一方的に利用を禁止

子どもたちは公道やマンションの廊下で遊ぶor外遊びを放棄

という流れになっています。

水と憩いの広場の利用を禁止された児童には、代替の公園は提示されていません。
この事態はさいたま市による児童虐待と言えるのではないでしょうか?


2013年4月25日木曜日

さいたま市市長公室広聴課からメールが来ました

僕が4月1日に出したさいたま市への提案に対して、4月23日に返事が来ました。

その返事として4月25日午前8時にこちらから出したメールにも記しましたが、この春休みには、「水と憩いの広場」で幼稚園児の妹と遊んでいる小学高学年の女子がゲートボール場(広場の半分の敷地を占有。ゲートボールは平日午前中にたまにやっているが、このときはやってない)から出ていくように係員から声を掛けられたそうです。

目指すべき都市ビジョン「子どもが輝く絆で結ばれたまち」が、市長のHPの政策・マニュフェストのトップに出ているのですから、市長公室広聴課に足を運び、この対応の即刻是正を求めます。
http://www.shimizu-hayato.jp/policy.html



さいたま市 市長公室広聴課 <kocho@city.saitama.lg.jp>
4月23日 (2日前)
To 自分
藤原 俊裕 様

 このたびは、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。ご提案
いただきました事柄について、現在、回答の準備を進めておりますが、提案内容
が複数の課にまたがっていること、また、正確な回答を行う必要があることなど
から、回答に時間を要しております。ご要望の1カ月以内の回答には間に合いませ
ん。今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。引き続き、迅速に回
答するよう努めてまいりますので、ご理解いただきますようあわせてお願いいた
します。


*******************************************
さいたま市
市長公室 広聴課 〇〇
〒330-9588
さいたま市浦和区常盤6丁目4番4号
TEL:048-829-1931
FAX:048-825-0665
アドレス : kocho@city.saitama.lg.jp
*******************************************
Toshihiro Fujiwara <wmk.fujiwara@gmail.com>
8:14 (1分前)
To さいたま市 市長公室広聴課
清水市長

公聴課 〇〇様

ご連絡ありがとうございます。

私が市長に求めているのは、書面上の回答でなく、速やかな対応・対策です。

さいたま市の公園整備の遅れが原因で辻小学区の子どもたちが置かれている状況は危機的ですので、できることから迅速に対策をしていき、実現できたことから報告してください(このやりとりを含めて、全てブログにも公開します)。
都市公園課・教育委員会・子ども未来局・水道局(水と憩いの広場の管理者)には2年前から現状の改善を要求しているので、さらに時間がかかるというのもおかしなことだと思います。

残念な話ですが、最近も水と憩いの広場で、幼稚園に通う妹を連れて遊んでいる小学校高学年の女子児童が、係員から出て行くように言われました。
さいたま市が公園整備を怠ってきた→子どもたちは仕方なく狭い「水と憩いの広場」で遊んだ→周りに迷惑だから(?)と小学高学年(抗議前には低学年も含んだ)が広場の利用を禁止され、車道やマンションの廊下で遊んでいる…この流れを見ると、さいたま市が落ち度の無い子どもたちを虐待しているようにも見えるのですが、市長はいかがお感じでしょうか。
事故が起きる前に全ての子どもたちに水と憩いの広場の利用を許可すべきだと思いませんか?
公務員には国が締結した条約を誠実に遵守する必要がある(憲法98条2項と同99条)のですから、さいたま市も日本が批准した子どもの権利条約31条を誠実に遵守して、それに反する決定(公園不足地域における小学高学年の公共広場の利用禁止)はただちに撤回してください。
小学校の校庭(現状では辻小学区にはここしか高学年が遊べる広場はありません)の利用時間も、公園並みに延長すべきです。

上の両提案を却下するなら、小学生は放課後や休日にどこで遊べば良いのか、学年ごとに具体的に教えてください。

また、提案提出後に、地域の子どもたちと”緑道”の検証をした結果をブログに載せましたので、参考になさってください。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_16.html ←「緑道水増し疑惑を検証する」

以上です。
今までの市政の怠慢のつけをすべて子どもに押し付けないで、できることから着々と手を打っていってください。

2013年4月25日 藤原俊裕