2013年4月30日火曜日

4月23日の市からの回答(教育委員会と水道局へ)


4月1日にさいたま市に出した市への提案に対して、回答が遅れるというメールが来た後に、小3の娘から「お姉ちゃんだけが公共の広場から追い出された話」を聞き、強い憤りを感じました。
そこで、メールを受け取った週に市長公室広聴課から教育委員会、水道局管財課に行って具体的な改善を求めてきました。


水道局管財課

水道局管財課での確認事項は、水と憩いの広場については、僕が提案した
①危険を避けるためにゴムボールまでの利用にする
②利用時間を区切ることで、小学高学年の一律利用禁止という強い制限を緩和するという2点を水道局が実施できるかどうか、です。
水道局管財課の職員はグラウンドゴルフ場の人工芝の修繕で水道費が値上がりすると心配だとおっしゃっていたので、ここは政策の1番に「子どもと親の幸せ倍増」を掲げる市長の実行力が試されるところでしょう。

教育委員会

教育委員会でも、水道局管財課でも、「~すると危険だ」「管理者責任が~」という発言が出てきました。
しかし、当然ながら、子どもたちが歩道のない公道やマンションの廊下等で遊ぶほうがずっと危険です。
都市公園課も含めて、各部署が当事者意識をひどく欠いています(市長も現状を放置)。
仮に事故が起きた場合に、当事者の親御さんが今の対応(不作為にとどまらず、公共の広場から小学生を追い出した)をどう感じるか、考えたほうがいいと思います。

たしかに、ルール通りの公園さえ整備されていれば、校庭開放とかグラウンドゴルフ場の有効活用などが俎上にのぼることなど無かっただろうと思うと、教育委員会水道局管財課の方たちが気の毒にも思えます。
しかし、今、子どもたちが置かれている状況は酷すぎますので、現実的には、両者とも何かしらの対策をしていただかないとならないのではないでしょうか。

市長

「選ばれる都市を目指して」とHPのトップに書いている言葉が本当なら、清水市長には強いリーダーシップを発揮して、子どもたちに手を差し伸べていただけるはずです。
さいたま市の最大人口を擁する南区の主要駅(武蔵浦和駅・南浦和駅)に挟まれた地区に、”小学生・中学生が遊べる公園がない”のでは、「選ばれる」はずがありませんから。




以下、市長公室広聴課とのメールです。


4月23日に市長公室広聴課から届いたメール(回答の期限が延びる)。

4月25日に藤原が市長公室広聴課に出したメール(回答の前にも対策をして子どもを救ってください)。

4月26日に藤原が市長公室広聴課に出したメール(水道局管財課との話し合い後の提案)。



藤原 俊裕 様

 このたびは、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。ご提案
いただきました事柄について、現在、回答の準備を進めておりますが、提案内容
が複数の課にまたがっていること、また、正確な回答を行う必要があることなど
から、回答に時間を要しております。ご要望の1カ月以内の回答には間に合いませ
ん。今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。引き続き、迅速に回
答するよう努めてまいりますので、ご理解いただきますようあわせてお願いいた
します。


*******************************************
さいたま市
市長公室 広聴課 ○○
〒330-9588
さいたま市浦和区常盤6丁目4番4号
TEL:048-829-
FAX:048-825-
アドレス :
*******************************************

4月25日 (2日前)
To さいたま市 市長公室広聴課
清水市長

公聴課 〇〇様

ご連絡ありがとうございます。

私が市長に求めているのは、書面上の回答でなく、速やかな対応・対策です。

さいたま市の公園整備の遅れが原因で辻小学区の子どもたちが置かれている状況は危機的ですので、できることから迅速に対策をしていき、実現できたことから報告してください(このやりとりを含めて、全てブログにも公開します)。
都市公園課・教育委員会・子ども未来局・水道局(水と憩いの広場の管理者)には2年前から現状の改善を要求しているので、さらに時間がかかるというのもおかしなことだと思います。

残念な話ですが、最近も水と憩いの広場で、幼稚園に通う妹を連れて遊んでいる小学校高学年の女子児童が、係員から出て行くように言われました。
さいたま市が公園整備を怠ってきた→子どもたちは仕方なく狭い「水と憩いの広場」で遊んだ→周りに迷惑だから(?)と小学高学年(抗議前には低学年も含んだ)が広場の利用を禁止され、車道やマンションの廊下で遊んでいる…この流れを見ると、さいたま市が落ち度の無い子どもたちを虐待しているようにも見えるのですが、市長はいかがお感じでしょうか。
事故が起きる前に全ての子どもたちに水と憩いの広場の利用を許可すべきだと思いませんか?
公務員には国が締結した条約を誠実に遵守する必要がある(憲法98条2項と同99条)のですから、さいたま市も日本が批准した子どもの権利条約31条を誠実に遵守して、それに反する決定(公園不足地域における小学高学年の公共広場の利用禁止)はただちに撤回してください。
小学校の校庭(現状では辻小学区にはここしか高学年が遊べる広場はありません)の利用時間も、公園並みに延長すべきです。

上の両提案を却下するなら、小学生は放課後や休日にどこで遊べば良いのか、学年ごとに具体的に教えてください。

また、提案提出後に、地域の子どもたちと”緑道”の検証をした結果をブログに載せましたので、参考になさってください。
http://parkforkids1.blogspot.jp/2013/04/blog-post_16.html ←「緑道水増し疑惑を検証する」

以上です。
今までの市政の怠慢のつけをすべて子どもに押し付けないで、できることから着々と手を打っていってください。

2013年4月25日 藤原俊裕




4月26日 (1日前)
To さいたま市 市長公室広聴課
市長公室広聴課 ○○様

さいたま市南区在住の藤原俊裕です。
昨日は丁寧な対応をしていただき、誠にありがとうございました。

本日、水道局南部営業所の新井様と、水と憩いの広場の開放の件についてお話をさせていただきました。
新井様は中央区に御在住とのことで、公園の少なさには共感をしていただきました。
ただ、我が家のマンションの近所には、水と憩いの広場以外に、女の子が鬼ごっこをする程度の広場さえないことの認識まではありませんでしたので、説明申し上げた甲斐もあったと思います。

グラウンドゴルフ場の利用制限の解除については、①管理地域内の安全、②人工芝の改修費用の2点がネックになるようです。
①については、例えば利用時間に「午前中は大人や幼児優先・放課後の16時までは3年生まで優先・16時~17時に4年以上原則優先」、かつ、硬めのボールは一切利用を禁止するというような条件を付けることで、「小学高学年は、公園不足地域で公共の広場を一律利用禁止する」という納得いかない制限を解除できると思います(公園不足なのが悪いので、水道局には心苦しく思います)。
もちろん、ルールを守れなければ利用を禁止されることは当然だと思います。
②は人工芝の改修について、子どもの遊ぶ権利を守るべく、公園対策や、放課後遊び場対策として何らかの名目をつけて都市公園課や子ども未来局など別口から費用を捻出する必要がありそうです。

また、ここを利用できなくなった子どもたちが、公道やマンションの廊下で遊んだ結果、事故等に遭った場合の責任については、水道局としては負いかねるとおっしゃっていました。
そもそも都市公園課の怠慢が無ければ、小学校や水道局には何も関係無かったのに…ということになるでしょうが、当事者の親がどう判断するかはわかりません。

昨日も申したように、さいたま市が、小学区の学区内で年齢に応じて推奨される遊び場を設置していないのは、看過できない事態だと思います。

以上です。
御面倒をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

2013年4月26日
藤原俊裕

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