2012年11月30日金曜日

南区に隣接する蕨市と戸田市の工夫について


さいたま市立辻小学校は、冬時間だと16時半までしか小学校を開放していません(帰宅しないで残って遊ぶことは禁止されている)。
また、辻小学校、沼影小学校、南浦和小学校など学区内に大きな公園が存在しない小学校では、放課後の自転車の利用が禁止されています。
高学年の放課後の帰宅は16時を過ぎますので、小学校から離れた場所に住んでいると、実際、公道以外での外遊びができません(公園がない、校庭が利用できない)。



さいたま市南区に隣接する蕨市と戸田市も、南区と同様に大きな公園が少ないという問題を抱えています。

そこで、両市とも放課後に小学校への往復に自転車の利用することを許可しています。
小学校から遠くに住む児童も気軽に校庭で遊べます。

また、公園の工夫ということでは、0.19haの大きさの蕨市の「北五公園」では、公道との境を大きく取り、バスケットリンクを深く掘ることで、ボールが行動に出ないようにして、原則はボール遊びができるように工夫しています(0.26haの「鉢木公園」の整備状況と比べてみてくださいhttp://parkforkids1.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html)。

さいたま市にもこういった工夫をして、子どもたちが伸び伸び遊ばせてあげる場所を提供するように要望します。
「さいたま市だから無理」ということはないはずです。
                    

       戸田市立 芦原小学校の自転車置き場

自転車置き場が整備されています。
辻小学校の児童で遊びに行った子もいるそうです…。

  


蕨市立 北五公園

0.19haの大きさですが、滑り台などの遊具に加えて、
高学年以上でも遊べるバスケットリンクが備えてあります。


北五公園の北側の歩道…広く取っています 
 

 0.19haしかありませんが、ボール遊びが許可されています

 「夜間のバスケットボール」が禁止されているだけです。

中学生でも十分に遊べます


2012年11月19日月曜日

政令指定都市の広域避難場所の設置数


政令指定都市の広域避難場所をカウントしました。

避難場所が区をまたぐなどして、区と市で公表する数がずれることがあると思います(仙台市とさいたま市のカッコ内の数字は「大宮公園(大宮第二公園及び第三公園を含む)」のように書かれていて判定できなかったものです)。
訂正すべき箇所があれば、教えてください。



①札幌市  http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/hinan/hinanbasho.html
中央区 8か所
北区・9か所
東区・7か所
白石区・3か所
豊平区・7か所
南区・5か所
西区・4か所
厚別区・5か所
手稲区・4か所
清田区・3か所

札幌市合計 48か所

②仙台市 http://www.city.sendai.jp/kurashi/shobo/bosai/1188545_1387.html#wdr
青葉区・2か所
宮城野区・2か所
若林区・1か所(2か所?)
太白区・2か所(3か所?)
泉区・1か所

仙台市合計 8か所(10か所?)

◎さいたま市 http://parkforkids1.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html
西区・なし
北区・なし
大宮区・1か所(3か所?)
見沼区・なし
中央区・なし
桜区・なし
浦和区・なし
南区・なし
緑区・なし
岩槻区・なし

さいたま市合計 1か所(3か所?)

④千葉市 http://www.city.chiba.jp/somu/kikikanri/download/kouikihinan-h2401.pdf
花見川区・4か所
稲毛区・3か所
若葉区・6か所
緑区・9か所
美浜区・9か所

千葉市合計 38か所

⑤横浜市 http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/kikikanri/koiki/wariate.pdf
(区ごとの集計はできませんでした)
鶴見区・
神奈川区・
西区・
中区・
南区・
港南区・
保土ケ谷区・
旭区・
磯子区・
金沢区・
港北区・
緑区・
青葉区・
都筑区・
戸塚区・
栄区・
泉区・
瀬谷区・

横浜市合計 121か所

⑥川崎市 http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/55647.pdf
川崎区・6か所
幸区・2か所
中原区・3か所
高津区・3か所
宮前区・1か所 http://sumai.itot.jp/s1-denentoshi/category/miyamaeku-hinanjo/%E5%BA%83%E5%9F%9F%E9%81%BF%E9%9B%A3%E5%A0%B4%E6%89%80%E5%AE%AE%E5%89%8D%E5%8C%BA
多摩区・5か所
麻生区・1か所 王禅寺公園 http://www.city.kawasaki.jp/asao/page/0000030388.html

川崎市合計 20か所


⑦相模原市  http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/faq/syoubou/009065.html
緑区・16か所 http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bousai/23858/24456/23499/024002.html
中央区・9か所 http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bousai/23858/24456/23501/024003.html
南区・9か所 http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bousai/23858/24456/23504/024004.html

相模原市合計 32か所

⑧新潟市 http://www.city.niigata.lg.jp/anshin/hinanjo.html
北区・2か所
東区・1か所
中央区・3か所
江南区・なし
秋葉区・なし
南区・1か所
西区・2か所
西蒲区・2か所

新潟市合計 11か所

⑨静岡市 http://www.city.shizuoka.jp/000076796.pdf
(区ごとの集計はできませんでした)
葵区・
駿河区・
清水区・

静岡市合計 32か所 

⑩浜松市  http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamaj/05disaster/05_5.html#3
中区・8か所
東区・1か所
西区・なし
南区・5か所
北区・なし
浜北区・なし
天竜区・なし

浜松市合計 14か所

⑪名古屋市 http://www.pref.aichi.jp/bousai/boukei/fuzoku/22z0900.pdf
千種区・4か所
東区・4か所
北区・6か所
西区・2か所
中村区・4か所
中区・4か所
昭和区・3か所
瑞穂区・3か所
熱田区・5か所
中川区・5か所
港区・14か所
南区・8か所
守山区・6か所
緑区・5か所
名東区・3か所
天白区・3か所

名古屋市合計 79か所 

⑫京都市  http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/cmsfiles/contents/0000013/13273/kouikihinanbasho.pdf
北区・8か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/kita/page/0000013203.html
上京区・6か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/cmsfiles/contents/0000054/54496/h24_hinanbasyo.pdf
左京区・6か所 http://www.kyototownmap.com/hinanpage/sakyo-hinan.html
中京区・2か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/nakagyo/page/0000013650.html
東山区・2か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/higasiyama/page/0000010003.html
下京区・2か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/shimogyo/page/0000011987.html
南区・7か所 http://www.kyototownmap.com/hinanpage/minami-hinan.html
右京区・6か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000030601.html
伏見区・21か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000015576.html
山科区・6か所 http://www.kyototownmap.com/hinanpage/yamashina-hinan.html
西京区・11か所 http://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000001965.html

京都市合計 68か所

⑬大阪市 http://www-cds.osaka-bousai.net/osaka/RefugeArea.html 、 http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000012054.html
都島区・1か所
福島区・1か所
此花区・1か所
西区・1か所 http://www.city.osaka.lg.jp/nishi/page/0000070081.html
港区・1か所
大正区・1か所
天王寺区・1か所
浪速区・1か所
西淀川区・3か所
東淀川区・1か所
東成区・1か所 http://www.city.osaka.lg.jp/higashinari/page/0000000085.html
生野区・2か所 http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000154269.html
旭区・2か所
城東区・1か所
阿倍野区・1か所
住吉区・2か所
東住吉区・2か所
西成区・1か所
淀川区・3か所
鶴見区・1か所
住之江区・2か所
平野区・3か所
北区・2か所
中央区・1か所

大阪市合計 33か所

⑭堺市 http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_kanribosai/prepare_2.html
堺区・4か所
中区・3か所 (府立大)
東区・2か所 (府立大)
西区・3か所
南区・4か所
北区・2か所 (府立大)
美原区・なし http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_kanribosai/prepare_3_7.html

堺市合計 16か所

⑮神戸市 http://www.city.kobe.lg.jp/safety/prevention/evacuation/kouiki.html
(区ごとの集計はできませんでした)
東灘区・
灘区・
兵庫区・
長田区・
須磨区・
垂水区・
北区・
中央区・
西区

神戸市合計 85か所

⑯岡山市  http://www.city.okayama.jp/soumu/bousai/bousai_00003.html
北区・烏城公園、岡山大学医学部付属病院、岡山大学、岡山県総合グラウンド、岡山操車場跡地公園、県総合社会福祉センター一帯、
中区・岡山県トラックターミナル一帯
東区・西大寺小・中学校・高等学校一帯
南区・芳泉小・中学校・高等学校一帯

岡山市合計 9か所

⑰広島市  http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1216013837292/index.html
中区・6か所
東区・5か所
南区・7か所
西区・4か所
安佐南区・7か所
安佐北区・5か所
安芸区・2か所
佐伯区・4か所

広島市合計 40か所

⑱北九州市 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/index.html
門司区・2か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/moji-table.html
若松区・3か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/wakamatsu-table.html
戸畑区・4か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/tobata-table.html
小倉北区・5か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/kokurakita-table.html
小倉南区・1か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/kokuraminami-table.html
八幡東区・2か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/yahatahigashi-table.html
八幡西区・7か所 http://kitakyushu.bosai.info/hinan/yahatanishi-table.html

北九州市合計 24か所

⑲福岡市
東区・6か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-higasiku_light.pdf
博多区・4か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-hakataku_light.pdf
中央区・3か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-tyuuouku_light.pdf
南区・2か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-minamiku_light.pdf
西区・5か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-nisiku_light.pdf
城南区・1か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-jounannku_light.pdf
早良区・1か所 http://bousai.city.fukuoka.lg.jp/bousai/document/bm-sawaraku_light.pdf

福岡市合計 22か所

⑳熊本市  http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/bousai/hinan.html
(区ごとの集計はできませんでした)
中央区・
東区・
西区・
南区・
北区
熊本市合計 18か所

以上です。
数字に間違えがあるなど、お気づきの点はコメントかツイートをお願いします。

政令指定都市の広域避難場所の数を比較してみました

広域避難場所とは

2011年3月11日の東日本大震災の後に、「我が家の避難場所はどこだろう?」と考えた方もいらっしゃると思います。
日本では小規模の広場を「一時(いっとき)避難場所」と定めて、一時的な避難場所にしております。
震災等の規模が大きい場合には、一時避難場所から「広域避難場所」に避難します。



広域避難場所についての京都市の見解

http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000123773.html

広域避難場所とは
地震に伴う大火災による二次災害の危険から,地域住民の生命の安全を確保できる場所をいい,広域避難地域内において,あらかじめ市長が指定しています。
広域避難場所への避難は,大地震等で火災が発生して,街区火災などの大火災に拡大したときに,その火災の被害から逃れるための避難となります。
広域避難場所は,火災から命を守るための緊急避難用の場所(空地)で,災害時に避難生活を送る「避難所」とは別のものです。
公園,緑地,グラウンド(校庭を含む。),その他公共的な空地帯等で,大火災の輻射熱に対しての安全面積が1ヘクタール以上のものとしています。 (以下略)」

「本市では 68 箇所の広域避難場所を指定しており,避難圏域は市内をほぼ網羅
できていますが,一部に広域避難場所が少ない地域が存在します。これらの地
域は,建物が密集しているため,災害時の避難地や防災活動拠点となる公園の
整備,延焼防止帯や避難経路となる緑地の整備を強化する必要があります。」ということで、広域避難所でカバーできない部分への対応も忘れていません。
京都市が市民の生命・安全を守るべく努力している姿が見て取れます。


一方、さいたま市の広域避難場所は大宮公園だけです。



政令指定都市の広域避難場所の

札幌市 48か所

仙台市 8か所(10か所?)

さいたま市 1か所(3か所?)

千葉市 38か所

横浜市 121か所

川崎市 20か所

相模原市 32か所

新潟市 11か所

静岡市 32か所

浜松市 14か所

名古屋市 79か所 

京都市 68か所

大阪市 33か所 

堺市 16か所

神戸市 85か所

岡山市 9か所

広島市 40か所

北九州市 24か所

福岡市 22か所

熊本市 18か所


以上です。

さいたま市…どこをどう間違えたらこのような実績になるのでしょうか。
政令市となって10年、市は何をしてきたのでしょう。
目を疑った方は、カウントする際に参照したHPアドレスをまとめたページを作りましたので、ご自身でも確認してみてください。



防災公園と避難距離について

最後に、実際に震災等が起きたときに防災公園まで歩かなければなりませんので、その歩行距離について確認しておきます。


UR都市機構の「災害に強いまちづくり」HPによると、一時避難地は500m、広域避難場所は2km(いずれも徒歩で)の場所に整備すべきだとあります。

そこで、さいたま市立辻小学校から防災公園への距離を確認しました。
一時避難地となるべき近隣公園ですと、辻小学校から最寄の区内の明花公園まで4.6km離れています。
そして、最寄の広域避難場所となるべき大宮公園までは、同小学校から11.0kmの距離があります。


住民の生命や安全にかかわる問題です。
さいたま市民のみなさん、さいたま市に緊急かつ実効性のある対応を要求しましょう!








ちなみに、東京23区は「広域避難場所」ではなく、「避難場所」という呼称で規模の大きな避難場所を整備しています。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/hinan/pdf/hinan01_03.pdf
各避難場所の面積や収容人数も公表されているので、避難の助けになりますね。

2012年6月23日土曜日

さいたま市立辻小学校 鉢木公園の改修

学区内に公園が少ない辻小学区で、「子どもが輝く”絆”で結ばれた街を目指して」という言葉が表紙に書かれたマニフェストのもとで、清水市政がやってきたことは、水と憩いの広場から小学中学年以上の子どもたちを追い出したことと、鉢木公園の利用に制限を加えたことだけです。


2011年から2012年にかけて、鉢木公園(辻小学区内で最大)が修繕されました。

結果
☆公園の半分程度の部分に低年齢向けの遊具が設置されて、幼児しか使えないようになった。
☆残りの部分は1年に数ヶ月の養生が必要な天然芝になった。
→利用可能性が非常に低くなった。


以下、写真も入れて細かく確認していきます。

6つある遊具のうち3つは3才から6才までの年齢制限付きで、ブランコと小さなシーソーが3才から12才まで利用でき、一番上の写真左側の健康遊具のみ年齢制限がありません。
写真は全て修繕後のものです。

さいたま市の都市公園課が、子どもの権利条約31条の「子どもの年齢に適した遊びに参加する権利」や児童憲章九「すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され」という文言を知らない時期だったから仕方ないで済まされることでしょうか?
また、この公園の少なくない部分が芝生として修繕から現在(平成24年6月)まで、「養生中」として利用が禁止されています。
それまでここを空き地としてボール遊びをしていた子供たちは、遊ぶ場所がなくなって困っています。

都市公園課の事業がさいたま市の市民評価委員会から高く評価されていることに、強い違和感を覚えます。


半年以上「芝養生中」です。
ずいぶん時間がかかるんですね。
「荒地のままでネットを張ってくれていたら、ボール遊びもできたのに」という声もあります。


以下、新しく設置された遊具です。
このオレンジの遊具には年齢制限がありません。

ブランコ

ブランコの年齢制限です。

小さなシーソーです。

真ん中にある、滑り台が二つ付いた遊具です。

小さな遊具です。

小さな遊具です。














2012年4月27日金曜日

さいたま市立辻小学校 学区内の公園

さいたま市立辻(つじ)小学校の学区内にある全ての公園を、さいたま公園ナビの地図に付けた番号順にご紹介します。
「水と憩いの広場」から小学生が追い出された経緯も書きます。
市民評価委員会は最後に少し出てきます。
ちなみに、辻小学校は全校児童が例年550人前後になる小学校です。



学校からは「子どもたちだけで学区外に行くときは自転車を使わないように」と指導されています。

しかし、学区内の5つの公園は0.01ha~0.26haの大きさしかなくすべてボール遊びが禁止されています。
学校の校庭は放課後に帰宅した児童のみ17時まで利用ができますが、自転車を禁止しているので、近所の児童しか利用できません(校長に公園の少なさを説明した上で、自転車利用の許可をお願いしましたが、「危険なので」と却下されました。学校は我が家からは1キロ離れているし、放課後の帰宅が16時過ぎですから、健脚な長男でも4年間で一度も校庭を利用したことがありません)。

ですから、実際に小学生が公園で遊ぼうと思ったら、①~⑤の公園内で鬼ごっこかジョギングでもするか、携帯ゲームでもするしかありません。
実際は、放課後に体を動かしたい子どもたちは、公道で遊ぶか、学校からの言いつけを守らないで学区外の公園(それでも大きな公園はありません)に行くか、マンションの廊下で遊ぶかしてます(もちろん、外出せずに「うち遊び(←僕は聞いたことがありませんでしたが、長男が言ってました)」に興じる児童もずいぶんいるようです)


都市公園法施行令では、徒歩500m圏内に2haの近隣公園を設置するのが決まりです。
子どもの権利条約31条では(都市公園課の職員が知らなかったとしても)「児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動」をする権利が認められていますし、児童憲章9では「よい遊び場」を与えられることも明記されています。
さいたま市はこれらの法規を実現すべく真摯に努力してください。

高学年の児童~中学生までが周囲に迷惑を掛けずに安心して遊ぶには、法定通り2haの近隣公園(徒歩500m圏内)か4haの地区公園(徒歩1キロ圏内)を整備するべきですが、短期・中期的には今ある公園を工夫してあげるべきです。
さもないと、またマンションの転落死亡事故が起きるでしょうし、交通事故が起きることも十分に予期できる状態です。
この実態から、市は目をそらしてはなりません!

子ども未来局、教育委員会や生涯教育課にソフト的な対応をお願いしましたが、「そもそも公園が少ないのが…」と、どこも手を打ってくれず、結局は大人たちが無責任にも子どもたちに全てを負わせています。


辻小学校 学区内の公園
②③がある辻三丁目は辻南小学校の学区とされているが、辻小に通学している児童もいる。
また埼京線より西側の内谷6丁目と7丁目は辻小の学区とされているが、ほとんど沼影小学校に通っている。


山口第一公園 0.02ha


山口第二公園 0.02ha



鉢の木公園(改修前) 0.26ha

2011年末からの改修後の様子は後日アップします

辻5丁目第一公園 0.01ha



中辻公園 0.18ha



水と憩いの広場
2011年4月に突然、張り紙が張り出されて小学生が立ち入り禁止にされ、我が家の長男も含め、たくさんの小学生が追い出されました。
公園の状況を説明した上でお願いをしても、水道局からは「高学年は危ないから」と利用を禁止されています。
なんとか活用する姿勢を見せて欲しいです。

敷地の半分がプールになっています。確かに夏はありがたいですが、それ以外の時期は利用できません。



敷地の半分がグラウンドゴルフ場になっています。2011年4月まではたくさんの小学生が遊んでいました。

2011年4月に突然この張り紙が出されました。
子どもたちに敷地半分の利用を禁止しました。

保護者同伴の幼児限定でグランドゴルフ場の利用が許可されました(後日小学生低学年までと訂正)。
水道局は「高学年の遊びが危険だから」と言ってます。
こんな小さな場所で高学年の子どもたちが遊んでいたのは、都市公園課が法定の公園を設置してこなかったことに原因があり、子どもたちには一切責任はありません

以上のように、辻小学区内には子どもたちが年齢に適した遊びができる公園がありません。
しかし、ここに公園を新設する予定は一切ないそうです(無償で土地が提供されれば別)。



2011年6月27日に都市公園課に出向き、「学区内で遊ぶのが原則になっている以上、小学校の学区ごとに公園の状況を把握して、公園が少ない学区を優先して公園を設置していくべきだと思うので、まずは学区ごとにどれだけ公園があるかを把握して、公表してほしい」とお願いしました。

7月19日に都市公園課Mさんから「行政区として把握していれば十分だと考えているので、学区ごとの把握はしない」「都市公園課の公園不足対策は、市民評価委員会から10段階のうちで9の高い評価を受けている」と言われました。

市民評価委員会…。
南区の一人当たり公園面積は法定の5㎡の半分以下の1.73㎡だから、赤点レベルだと思うんですけど、10段階で9ということは、5段階評価で5ですか。


2012年4月23日月曜日

公園の価値

公園がもたらす効果について、「防災公園 計画・設計ガイドライン」(監修:建設省都市局公園緑地課 建設省土木研究所環境部 平成11年発行なので阪神淡路大震災も踏まえている)に端的にまとめられていたので、ご紹介します。

「緑とオープンスペースの持つ防災の役割」について触れる前に、「緑とオープンスペースがもつ役割」がまとまっていました(P.8)。

緑とオープンスペース(公園)には、存在効果(公園の存在が都市構造上にもたらす効果)と利用効果(公園を利用する住民にもたらされる効果)があるそうです。

存在効果として、
心理的効果 ・緑による精神的健康、都市景観美化修景、災害等に対する安堵感、郷土意識の涵養
経済的効果 ・周辺地域に与える付加価値 ・医療費等の軽減
などが挙がっています。

利用効果としては、
ア. 肉体的健康 
イ. 精神的健康 
ウ. スポーツ・レクリエーション等の技術の習得と向上及び体力の増進 
エ. 教養、文化、郷土意識の涵養
オ. 社会性の増進、コミュニティ活動の場
カ. 災害対策の拠点
が挙げられています。

これらに加えて、公園の持つ防災機能を考慮すれば、さいたま市南区の子どもたちの被っている損失は計り知れないと言えるでしょう。
子どもたちにとって、公園によって培われる肉体的健康、精神的健康や社会性の増進が大事なのは言うまでもありませんが、さいたま市南区で育っている子どもたちの郷土意識の涵養が充足されにくいと思うと、ここで生まれ育ったものとして非常にさびしい気持ちになります。

2012年4月18日水曜日

さいたま市の防災計画は大丈夫なのか

長くなりますが、話は2点です。
 ①さいたま市南区役所は武蔵浦和駅周辺のマンション密集地帯の避難場所について、住民の人数も、避難場所に収容できる人数も把握していないこと。
さいたま市が政令市の中で広域避難場所を確保していない唯一の市であること。


さて、 今年の3月23日のNHKの朝のニュースで、「被災マンションにとどまれない」という話題が出ました。

東日本大震災の後に、筑波大学の糸井川教授らが仙台のマンション住民3300人にアンケートをした結果、31%の住民が被災したマンションにとどまれなかったことが判明したというものでした。
それ以前は、マンションの住民のうち、避難する必要が出るのは15%と想定して各自治体が避難計画を立てていたので、その倍の避難所が必要になったわけです。

ここで、マンション住民率が9割を越える東京都中央区の月島地区の話になりました。
中央区の平成18年の防災計画では43000人の住人の15%の6700人分の避難所を整備したそうですが、6年経過して人口が増加したし、避難する住民が31%になると、避難所は足りなくなる。
そこで、中央区の職員が、個別にマンションを回り、各マンションごとの防災計画を話し合って対策を立てているそうです。

このニュースの結論として、住民側の主体的な対応が必要であるとともに、行政側の態勢作りも欠かせないという意見が出ていました。


このニュースを見て、武蔵浦和駅周辺に高層マンションが立ち並んできている南区役所はどのような防災計画を立てているのか気になりましたので、遅ればせながら本日(2012年4月18日)、区役所に行って問い合わせてきました。
3階の総務課の職員が避難所の書かれた地図を見ながら説明してくれました。
結論は、武蔵浦和駅周辺の地区について、住民の人数も把握していないし、避難所として用意している小中学校の収容人数も把握していないということでした。
区は避難場所として近所の小中学校を開放するので、空いているところを利用してほしいということだけでした。
東京都中央区が住民の人数の変動や東日本大震災の教訓に基づいて対策を講じているのに対して、さいたま市南区は意識が低い気がしましたが、気のせいでしょうか。


次に、さいたま市が政令指定都市の中で唯一「広域避難所※」の設置を怠っていることについて、無くて大丈夫なのか確認をしましたが、「市内に作る予定はあるみたいだ」「南区内には場所がないので」という回答のみでした。

※広島市のHPに「広域避難場所とは、大規模災害において、生活避難場所等が周辺の延焼拡大によって危険になったときの最終的な避難場所です。救援物資の輸送拠点など防災拠点機能も併せ持っています。」と説明があり、市内40箇所が広域避難場所になっています。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1216013837292/index.html
広域避難場所は防災対策として不可欠に思えますし、不可欠だから、さいたま市以外の政令市は確保しているのではないでしょうか。


ふじわら 「もし今すぐにでも大震災が起きた場合、どう避難誘導するのですか?」総務課 「必要があれば、各家庭で区が用意した避難場所に避難してもらいます」
ふじわら 「では、避難場所の収容人数に余裕はあるのですか?」
総務課 「分かりません」
こんな感じで、南区役所からは、安心できる回答をもらえませんでした。

後日、市役所の危機管理部の防災課に行って話を聞いてレポートします。